高校受験の準備で親がすべきことは?
現在、高校生の子を持つ親です。2015年に高校受験をしました。 いまどきの高校受験は、私の頃とはずいぶん様子が変わっていてかなり戸惑いました。 自分が高校受験したのは一昔前の事ですし、学区も違う(いなか)のでなので、まあしょうがない事ですね。 小中学校は義務教育なので、公立の学校に通うのであれば、入学のために手続きなにもいらないですよね。自治会からくるお知らせにしたがって学校へ行けば済んでしまいますから。 でも、高校はそうはいきません。当たり前のことですが、- まず受験する学校を決める
- 願書を出す
- 受験する
そして受験する子ども自身だって、何をどうしていいのかわからないのです。 そこを親が主導していかなくてはいけないのです。が、しかし中学生と言えばもう反抗期真っ盛りだったりするわけですからね。いろいろと苦労がありました...(^_^;)
自分が受験した時より大変だったかもしれません(笑)でも、子供の将来がかかっているわけなので必死になりました。 志望校を決めるのに揉めて何度も子供は ”もう高校なんて行かない!”と叫んだりしてましたが...^^;。(どこでもよくある事みたいですよ〜)
ちなみに私の中学時代は進学しないで就職する人も少しはいました。でも今は、中卒で就職する人いないとの事でした。うちの子の中学校でのお話なので、地域によっても違うかもしれません。 そんな受験体験も自分の思い出として、そしてこれから高校を受験される方にも何かの参考になるのではないかと思い書いておくことにしました。
ただし、受験する学区やその年度によって細かい内容は変わってくることをご了承ください。あくまで参考程度に読んでいただければと思います。
スケジュール
うちの子どもは公立の中学校に通っていました。高校受験についての説明会が行われるのは3年生になってからです。1学期の初めに4月に1回目の説明会がありました。内容は高校受験についての概要でした。同様の高校受験についての説明会は子供達にもされたそうです。 その後も学期ごとに数回、説明会があり、その後個別に3者面談(先生、親、子供)も行われました。
そして、その話し合いの中で徐々に志望校を絞っていきます。 最終的に志望校を決めるのは2学期の終わり12月でした。
そして志望校が決まったら願書を作成します。推薦状等が必要な場合は中学校の担任の先生に作成を依頼をします。
都立高校の推薦入試は1月下旬、普通入試は2月下旬。 私立高校はそれぞれの学校により異なりますが2月上旬から中旬ごろに行われます。 だいたい下記のような流れになります
- 1月下旬に公立高校の推薦入試
- 2月上旬から中旬に私立高校の入試
- 2月下旬に公立高校の一般入試
もし私立高校も公立高校も不合格または受験できなかった場合は?
安心して下さい、ちゃんと逃げ道はありますよ! 二次募集というものをしている学校があるのです。二次募集をしている学校は限られるようなので、探しすことになりますが。でも再チャレンジする道は残されているのです。 最後まで諦めないでください。志望校の決め方
志望校は基本的には本人や親の希望で選択することができます。 近郊の公立・私立高校の冊子を学校で配るようです。塾に通っていれば塾でも説明会や面談がありました。
もちろんネットでも情報を集めることもできますが、情報が古かったり偏りのあるような感じがしました。 受験校を決めるのに中学校での学校の成績は重要な判断基準になります。
都立高校の合否は、学校の成績と受験の成績の両方で判定されるのです。その配分は学区によっても違いはあるようです。学校の成績:入試試験の結果 5:5とか6:4などという風に。
また学校の成績等(出欠や生活態度も含まれる)によって希望校に推薦してもらえるかが決まります。 自分の行きたい学校があれば受けるのは自由です。
でも学校の成績や模試の結果などでだんだんと合格圏が絞られてきますので、その圏内で選択していくことが多いでしょう。そして、公立高校と私立高校をどう組み合わせて受けていくのかを相談して、徐々に決めていくことになるのです。
公立高校と私立高校
公立高校(ここでは都立高校になりますが)は、1つしか受験できません。 私立高校は受験日が重複しなければ複数受験できます。 公立高校は、推薦入試と一般があります。 都立推薦入試は学力検査がありません。調査書点(内申点)と面接、集団討論、作文または小論文で合否が決まります。推薦をしてもらえるかどうかは成績等で基準があります。また合格率も一般入試より倍率が高くなっています。 推薦入試に不合格でも一般入試を受けることは可能です。
私立高校は、単願(推薦)、併願、一般入試等があります。 単願受験とは第一志望がその私立高でありその学校しか受験しない、合格したら必ず入学するという誓約をして合格基準をあげてもらう制度です。
併願は他の学校(公立高校)も受験する(第一志望は公立高校)が、公立高校に不合格になった場合はその私立高校に必ず入学するということを条件に合格基準をあげてもらうなどの優遇措置をとってもらう方法です。
単願や併願などで受験すれば合格基準を上げてもらうことができるので私立高校を受験するときはお薦めの制度です。ただし各私立高校が定める成績等の基準を満たしていることが条件になります。 中学校校長の推薦状を必要とします。中学校の先生が高校に出向いて入試相談というものを行ったりというのがあります。
この辺は中学校の方にお願いしてお任せすればよいので、受験生も親も特にすることはありません。 合格基準を上げ方については、その私立高校によって異なります。当日の試験結果に加点する場合もあるし、試験さえ受験すれば合格にしてもらえる等。 詳しくは、中学校の担任の先生に志望校を決めるときに聞けばわかる範囲で教えてくれるはずです。
子供がやること親がやること
子どもがやることは
- 学校の成績(定期テスト)を上げるよう勉強する
- 欠席や遅刻をしないように努力する
- 模試を受ける、結果をみて対策を考えてまた勉強すること
- 志望校を決めたら試験対策をする。面接、作文などある場合はその対策もする。
親がやることは流れをつかんで受験をバックアップ
- 学校や塾の先生とのコミュニケーションを取る
- 集めた情報の管理、整理、調整
- 学校見学のつきそい
- 願書作成する
- 受験料振り込みをする
- 合格後に入学金等の振り込み等
- 体調管理
学校見学は大事!
夏休みころから学校見学などは行われますが、そのころはまだ学校の雰囲気を見る程度です。 学校の雰囲気、通学経路などを確認するのに見学するの良いと思います。 でも受験校を決めてからの2学期の後半に行われる学校見学は重要な意味を持っています。 特に私立高校の学校見学は必ず行きましょう。 なぜかというと、- 入試試験の出題の傾向などが話されたりする
- 私立の単願や併願の合格基準について話がある
- 私立の場合、学校見学の時に願書を入手できることがある
また、うちの子が受験した私立高校では説明会のときに、併願についてほんの一言だけ ”併願の場合は全員合格にします。”とサラッと言われたのです。 その時は耳を疑ったのですが、あとで中学の先生や塾の先生に確認してみると、その学校は今まも併願出願の場合は合格にしてもらえるという事をゴニョゴニョと言っておられました。
明言は避けてるようでしたが、そういうことになっているみたいでした。 学校説明会では、出題範囲についてもかなり詳しく説明されました。解答を教えてくれたわけではないのですが出題されるポイントをいくつか教えてくれました。
私立高校の単願や併願についての優遇措置については、表立って書かれたりはしないようです。その年によって変わることもあるかもしれません。 その辺の情報はその私立高校の説明会に参加して、自分で集めるしかないようです。
私はこの併願受験という方法を私は知らなかったので驚きました。書類を揃えて当日受験さえすれば全員合格と内定(?)していたのですから。 うちの子の場合は都立高校が第一志望でしたが、この制度のおかげで私立高校もすべり止めとしてで内定していたのでちょっと心強かったです。
都立高校が合格した場合は、私立高校は辞退できます。私立高校にもよりますが、都立高校の合格発表までは入学金の支払いを待ってもらえる場合もあります。 都立高校が不合格の場合は、私立高校へすぐに入学金を払えば私立高校への入学が許可されます。
塾は必要なのか
塾にいくのか、行かないのかというのは度々議論になりますよね。うちの子は塾に通っていました。振り返ってみると果たして必要だったのかというのはよくわかりませんが、たぶんよかったとは思います。
学校の勉強だけで受験に対応できるのかという不安もありましたし、親が教えことはなかなか難しいのでプロにお任せしたいと思い通わせていました。 最初は通ってなくても、3年になり受験が近づいてきてから入塾する人がけっこういるようです。
塾にもいろいろなタイプがあり、最近では個別指導なども人気なようです。 お金は結構かかります。毎月に数万は塾に支払っていました。受験や定期試験が近くなると特別講座みたいなものが開催されます。そうすると、すこしでも成績をあげてほしいから、やっぱり申し込んでしましますよね。
中には塾の費用だけで、年間で100万円近くかかったという人もいました。うちの場合は、怖くて計算してないです...。 塾代の他にも模試にもお金がかかりました。模試は一回は4千円くらいでしたが、受験前の9月頃からは月に2回くらいのペースで模試を受けてました。また会場に行くまでに交通費やお昼代など出費がかさみました。
とにかく受験前はそれなりにお金がかかるのは覚悟しておいたほうがいいです。 ☆長くなってきましたので、この後の手続きなどについては別に書きます。
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